自然環境の保護は、大人達だけでなく、子供たちにとっても、重要な課題である。
なぜなら、子供たちは、いずれそれらを受け継いでゆかねばならないからである。

私たちは、未来を受け継ぐ子どもたちのために、豊かな自然を残さなければならない。
いずれ、この自然を受けいれ、引き継ぐ子どもたちに、自然の大切さや、価値を伝えなければならない。

出来ることならば、それは幼児期の教育から始めるべきであろう。
私たちを取り囲む自然を教材として、動物の飼育をしたり、植物を栽培したりすることが、最高の教材となるであろう。川の水が綺麗であること、森や山の木々が青々としていること、そして、透き通った空の大切さを私たちは、子供たちに伝えなければならない。

左の写真は、60年以上前の子供の頃の私の写真です。向かって左側が私で、この頃は毎日、泥だらけになり、日が暮れるまで遊んでいたものです。当時は戦後の復興の時で、生活は豊かとは言えませんでしたが、毎日が発見の連続で、キラキラと輝いていました。

今の子供達にも、そんな楽しかった思い出をたくさん作ってもらいたいと思います。そして、豊かな心を持った子供に育ってほしいと願っています。

  • 服  部     充
  • 学校法人服部学園 理事長
  • 社会福祉法人花園公益会 理事長

25年程前に、アメリカ カリフォルニア州のオーデュボン協会 サンフランシスコ野鳥サンクチュアリで、カンムリウズラの贈呈式が行われた時のスピーチ原稿の一部より抜粋
※サンフランシスコ日本領事館の領事も出席し、祝福を受けた